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<<   作成日時 : 2016/10/15 11:37   >>

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老人は30年以上東京でタクシー運転手として仕事をし町を走り回った。 老人の会社は歓楽街として名高い浅草吉原の近くだった。周辺のマンションやコーポラスから特定地域へ出勤する女史も多かった。 30年もタクシーに従事していれば風俗歓楽街への出勤もそれなりに日常風景化するし、それとなくわかるものだ。

今から20年ほど前のタクシー無線は無線基地局が、注文を受けたお客様のマンションなど、建物をコールし、その地点の近くにいて、5分以内で到着できる空車が応答するという形式で、現在のようなGPSを使った強制配車のAVM方式でなかったから、近くにいても応答せず、横を向いていることもできた。逆にどうしてもそのお客様を獲得したいときは少し遠いところにいても無理に応答してシャカリキに駆け込むようなこともできた。 
無線営業に習熟してくると、曜日、時間帯、建物名、料理店、マンション、会館、施設など基地局のコールだけで、特定のお客様と判ることがあり、競って応答してその配車を受けようと争うこともあった。今から振り返ると職人的技能や蓄積の発揮できる、牧歌的ともいえる仕組みだった。

ある日そういう風俗業界のお客様のお一人を、高速道路を使って青山までお送りした。 青山のとある社団法人のビルまでお送りすると、「1時間くらいしたらまた迎えに来てくれないか」というご注文だった。 当時浅草から青山へは片道5千円くらいメーターが出る割のいい仕事だった。駅につけ待ちしていれば500円〜1000円くらいの仕事が1時間に2回くらいしかできないが、それを往復で乗車して頂けるという事だ。 青山墓地の周辺で1時間寝転がっていて、お迎えに行けばまた5千円の仕事になって地元へ戻れる、2〜3時間で1万円は頗る効率の良い非常にありがたい仕事だった。



暴力団が仕切り、性風俗産業のシステムが確立している時、業界で働く女史に、そういう業界から離脱するように願ったり、希望したりすることはできても実際に何か有効な働きかけができるか、というとできる事は少ない。平凡な市民にとって暴力団組織はとてつもなく危険で陰険なものだし、性風俗業界の仕組みも直ちに解きほぐせるようなものでもない。  タクシーのお客様として乗車頂いた時、遥かにご無事を祈ることしかできない。 言外に労りの気持ちを籠めて丁寧にお送りするくらいだ。


青山への往復は仕事としては有難いことだったが、老人には屈辱的な仕事に思えて仕方がなかった。性風俗の歯車の中で犠牲になっている女史に依存して(たかって)稼いでいるような関係が心にわだかまっていて、その不条理にどのような解も見い出せなかったからである。解を求めようとも、解に挑もうともしない自分が情けなかった。 以後その時間のそのマンションのコールには応答を避けた。


風俗店の中で実際にどんなことが行われているかは、(行ったこともないので)わからないし、青山の社団法人ビル6階の理事長室で女史が何をしているかについて証拠になるようなことは知りようがない。法廷に出れば想像した憶測をいうだけで、性風俗店でも社団法人ビルでも世間話やたわいない清談が交わされていただけかもしれない。



平成22年に公取に摘発された茨城県古河市・結城市・筑西市・境町などの業者が関係した県西地区の官製談合で、公取に対応を求められた茨城県が第3者委員会を作り関係者に事情聴取をした面談記録は、黒塗りで開示された。  魚市場の東京豊洲への移転問題で、すっかり市民権を得た感じの「のり弁状態」の開示だ。

そこからのり弁は不当だ、と異議申立てをし不服審査をし裁判に訴えて来て、足掛け5年、今年8月判決があった。 
画像
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第3者委員会の聴取記録は

「公表しないことを前提にありのままの吐露を求めたものだから、公開しないことには正当な理由がある」

というものだ。 そこでどんな卑劣な自己弁護や卑屈な言い逃れがあっても、嘘っぱちの陳述があってもお構いなし、というお墨付きである。

実際のところは、仮に性風俗産業の実態であっても、その風俗店の個室でどんなことが行われているかは公には知り得ない。単に入浴しているだけかもしれないし、憶測通り売買春が行われているかも知れない。

官製談合でも、業界と公務員の間でどういう仕組みに従って工事が落札されているかは、判らない。予定価格の99,9%での落札や、最低制限価格を上回ること0,05%での落札などの実態などは解らない。

そういう仕組みの中で、ぼけ老人が部分的な整合性を求めても意味はないのかも知れない。



「ご乗車ありがとうございました。 高速代を含めて5880円になりました・・・・・・・」 


感傷に浸っている暇はない。次のお客様を探して、交差点を右折するか、真っ直ぐ進むか・・・・・左折だ!」

法廷で下される判決とは異次元のルーティンに流され続けて来て、ぼけ深化の今がある。








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