市民オンブズマンつくばみらい改め 劣化と失調

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zoom RSS つくば市運動公園事業・検証報告

<<   作成日時 : 2017/04/29 23:42   >>

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地域紙常陽新聞を購読していた。 昨年暮れのつくば市長選では退任現職の支援を受けた候補と元国会議員の2候補を破って、一応革新系の五十嵐立青氏が当選した。 常陽新聞は当選の感想、就任挨拶、職員への訓示、仕事納め、仕事始めと何回も新市長の決意表明、訓示、意気込みなどを報道した。 前市長の伴走者だった副市長は2人とも五十嵐市長誕生を機に退任辞職した。 今年になって新市長は4月15日付けでつくば市副市長に若冠26歳の、毛塚幹人(けづかみきと)氏を登用した。

常陽新聞は健闘していたが経営が立ち行かなくなり、残念ながらこの3月一杯で休刊となった。  

アメリカの制度では新大統領の誕生とともに多くの政府官職が交代する。トランプ新大統領が起用した人事でも、選挙運動などで尽くした人や、徴募した方々が偏った考え方の持ち主ではないかとして議会承認も求められて、時に事務執行も滞ったりしていると報じられている。

日本の総選挙や地方自治体の選挙では、仮に野党や革新派の市長が当選しても、それまで前政権や前任市長の下に行政を執行してきた官僚や自治体職員はそのままだから、日常の事務遂行に何の滞りもなく淡々と昨日と今日は連続し継続して間然するところがない。 だからこそ新旧市長の政策に違いがあったりすると、そこに何とも言えない軋轢や齟齬が生じる。 新着任当初、改革的任命人事が議会多数派、守旧派などによって承認されないといった嫌がらせはどこの自治体でも起こっている。


前回民主党が、政権交代を果たした時も、長年自民党政権の下で利権を掌握していた霞が関官僚は2〜3の例外を除いて何ら移動もなく失職も左遷もなかったから、思う存分のサボタージュに励み、交代した民主党は政策が実現できず、あっけなく次の選挙に敗れ自民党の復権を許した。政権は変わってもそれまで旧自民党政権下で天下り、談合、特殊法人の私物化などやりたい放題だった官僚が行政改革や事業仕分けなどで暗部が明らかになるのを忌避して民主党政権に非協力、抵抗、寧ろ討幕運動のような位置を選び取った結果と老人は思っている。


地域自治体でも事情は変わらない。例えばつくば市では前市長が計画追及した360億ものいい加減な運動公園整備事業計画をサポートした職員は前市長が立候補せずに退いた後も、関連部署に残っているのだから、新市長がその政策について根掘り葉掘りしてその杜撰さを明らかにしようとしても抵抗するのに決まってる。

新市長は弁護士や大学教授など第3者を任命して周辺の事情を調査検証するようだが、強制権のない調査など真相に届かないのは他の事例でも明らかだ。 東芝だって、オリンパスだって、東京の豊洲市場の件だって、解明して真相が暴露されては困る奴らが委員会を仕切っているのだから、解明は中途半端なものにならざるを得ない。


それでも今回『つくば市総合運動公園事業検証委員会 調査報告』というのが4月17日に公表された。
≪朝日新聞記事
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報告書は長文なので朝日新聞が記事化したものを借用すると、今後の市政への提言として
☆大規模事業は計画の段階で民意を適切に把握し、市民に丁寧に説明する←つまり民意をないがしろにして暴走し、説明責任も果たさなかった。

☆事業の市の負担は確実な財源と「見通し」とを区別し、早い段階で市民に説明する←つまり財源と見通しをごちゃ混ぜにした上、借金である合併特例債や社資整交付金などを当てにした杜撰な計画で市民への説明もできない体たらくだった。


☆大規模な土地取得で対象を選定するルールを整備、プロセスを透明化する←土地取得はルールを外れたもので、尚且つその過程は(土地の評価鑑定は疑問のつくものだった)隠匿されていた。

☆土地取得で契約相手との交渉経過を市議会に報告し、市民にも説明できるようにする←交渉の肝は市議会に報告せず、URが売却を急いだからという、市民にも経過説明できないようないい加減なものだった。

☆事業計画や用地取得の段階で、事業から撤退できるよう検討の余地を残す←計画や多額の用地取得を先行させてしまえば事業は中断できまいと高を括った暴走だった。


 検証委員会の郷原委員長は「URと癒着していたのではないかなどの疑惑があったが、不正はなかった」として前記のような今後の予防策を提言している。 

この報告はまず真っ先に市職員が再読三読し拳拳服膺すべきものだろう。なぜなら前市長の暴走をアシストした職員、寧ろ手足となって吹かれた笛に踊り、特例債を天から降ってくる行幸僥倖のように囃し立て、無謀な計画を飾り立てた幹部職員は市行政の中核に何食わぬ顔をして居座っているからである。 


東京都の築地・豊洲市場の問題でも行政トップの独断と議会の議決が先行すれば、職員はなにが何でも施策の実現に邁進し、どんな齟齬疑惑・不正があっても政治主導を振り払うことはできず辻褄合わせの深みに嵌ってしまう。


森友学園を巡る財務省や、近畿理財局、大阪府、大阪市などの職員も行政トップや議会多数派の意向を実現するために、あらん限りの触法脱法を犯しつつ糊塗と専横を繰り返す。  市民が覚醒し明白な意思を表明しながら国県市の契約や事業に粘り強く異議申立てをしてゆく他に展望はない。



「市民オンブズマンいばらき」は5月13日(土)土浦で今年度の総会を開きます。


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〇検証委、百条委、特別委などについては他の機会に述べる。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。初めてブログ拝見致しました。

年収200万以下の非正規労働者市民の私には 問題点があっても 運動公園建てて欲しかったです。

つくばには産業が無いので…ガラガラポンじゃないですけど 大きな何かは欲しかったと言いますか。

そんな訳で あえて運動公園賛成の立場からブログ書いております。
https://plaza.rakuten.co.jp/jiro13/diary/201704180000/

>ルール無視
というよりは ルールが整備されて無いのが問題と書かれているかと感じました。

こういう交渉ごとって表に出されるの嫌う交渉相手もいるでしょうから
(今回はURの言い分を信じるなら 大穂の土地に先に興味を示してくれたメガソーラーを待たせてあったので 色々難しいかったかもしれません)

何を公開しどこまで/いつまで隠すのか そのルールは決める必要はあると思います。

Jiro
2017/04/30 19:29
Jiroさん、コメントをありがとうございます。

そちらのブログ少し拝見しました。 

隣市の住民なので実際の計画には関与できないですし、住民投票などにも距離を置いた傍観者でしかなかったのですが、特別委員会、検証委員会、第3者委員会などの在り方についてという角度から関心を寄せています。

ごく当たり前のこととして、事業計画に曇りがなければどの段階の情報であれ、議会や市民への説明を省く、怠る、秘匿するなどの必要は全くないという事です。

説明できない、しにくい、しようとしない時点で既にいかがわしいと言えると思います。

地域発展の起爆剤にという、Jiroさんのお考えもあるでしょうけど、つくば市行政の実務担当者はそこまでの確信は端から持ってなかったのではないでしょうか?

横からはそう見えます。

≪何を公開しどこまで/いつまで隠すのか そのルールは≪決める必要はあると思います。

これなど、森友学園、総理夫人、財務省答弁などにそのまま該当しそうです。説明できない時点で既にアウトだと思います。

非正規については……コメントできません。

バラつく意味
2017/05/02 11:55
こんにちは。ご返事ありがとうございます。

>事業計画に曇りがなければどの段階の情報であれ、議会や市民への説明を省く、怠る、秘匿するなどの必要は全く無い

これはまさにそうですね。

運動公園問題を機に 私も市議会の議事録など等検索する様になりましたが

録画は公開早いんですが 文字起こしされた記録の公開が遅いんです。

動画で見たり傍聴したりというのはちょっと時間的に厳しいので もっと早くして欲しいです。

つくば市政の最近の問題点って 誰かの醜い悪意によるものというよりは、

殆どが時間な要素(情報公開が遅い、補助金頼りなのでその使用期限に振り回される)に原因があると思います/思いたいです。

>非正規について
つくばは研究職以外の非正規雇用率が高いです。おそらく4割越えてます。

研究者以外には地獄です。

つくばみらいはつくばみらいで 色々なしがらみありそうですが 端から見ていると楽しそうです。

きらくやま好きです。
Jiro
2017/05/03 16:13
Jiroさん、コメントありがとうございます。

非正規については、どうすれば打開できるのか皆目判りません。60年代から運転手、タクシー運転手として兎も角働いていれば何とか生活できた時代の敗残兵ですからよい知恵がありません。

自分が書いた文章の不甲斐なさに呆れています。
≪ごく当たり前のこととして、事業計画に曇りがなければどの段階の情報であれ、議会や市民への説明を省く、怠る、秘匿するなどの必要は全くないという事です。

こんなことを自分が書くなんて!

行政は多くの情報を持っていますから、「省く怠る秘匿する必要はない」→のではなく積極的に説明する、付け加える、開示提供する、でなくてはなりません。

360億もの事業を(これは例えば1千万円のものでも)積極的に住民に説明しないで、ことが納まると思っている方が異常です。丁度朝日が記事にしていますが
http://www.asahi.com/articles/ASK4M2JJ5K4MUTIL001.html
塩漬け土地の簿価がいくら低下しても帳簿上は見えないままで後継者に引き継がれてゆく行政の無責任が国県市あらゆる自治体で進行しています。

こういうことは行政が進んで開示するべき事柄です。
運動公園も勿論そうでした。

当事者意識に欠けて、弛緩した文章になりました。
では又。
バラつく意味
2017/05/05 23:31

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