内部告発

茨城県は素晴らしい風土を維持している。  先にJA筑西の経営がおかしいと内部告発したらその事を、県の農業経済課が当の経営陣にばらしてしまい、通報者が退職せざるを得ない形なってしまった事は、老人のページでも触れた。

今度は内部通報した職員が、上司の「厳命」に『理を尽くして説得を続けたり、断固拒否したりする事をしなかった』としていわば共犯として処分されたというのである。 

  いばらぎ医療センター2告発者も処分


「厳命」した医療センター長は意に沿わない職員に対し激しい口調での罵倒や執拗な電話をかけ、、会議の場で吊るしあげをしたり、逆らえない状態や、反対しても無駄という空気を作っていたという。   医療部門で教授やセンター長などが絶大な権限を振り回す事は夙に指摘されており、この場合もワンマン体質があったというのに、部下が説得を続けるべきだったというのである。不正請求を指示された職員が「不正は無理だ」と抵抗した揚句内部告発に至ったという。


ところがその職員をそれまでは従っていたと共犯紛いに処分するのであるから、メッセージ効果は絶大明白である。  内部告発なんかしたらお前も共犯だ、黙っている方が身のためだというのであろう。  かくして正義に目覚めて公金の不正を是正しようと通報したりするのは青い考え、甘い正義感、という事になり談合や公金詐取が大手を振って罷り通る事になる。  警察や役所の裏金などもこの論理で押さえようとする。しかし民主党政権になってやがて情報も公開されるであろう。  こんな処分がいつまでも通用するだろうか?


先の稲敷市の談合に際しては、当初逮捕された談合会社の部長が「私がやりました、社長は関係ありません」と供述していたようであるが、数日後には社長に波及し、本人は不起訴扱いになって、社長が逮捕起訴され有罪になった。まるでやくざ者が親分の名誉を守るために身代わり、犠牲になって罰を受けようとするようで見苦しい限りであった。  そして玉突きのようにこの社長もだれかを守って関係者に波及しないように自分だけが談合を取り仕切った事になっている。


一方でばれても上部や関係側面に波及しないよう、火の粉をかぶるのが美徳とされ、他方で通報したら、たとえ正しくても今迄その組織の中にいたのだから同罪だ、処分だ、というのでは誰も自浄作用を発動したりはしないであろう。公益通報者保護法は歪められ貶められ、弄ばれている。


初めに診療報酬の不正請求を犯し、(それは特殊個性的な教授の事であったかもしれないが)次いでその処分で重ねて失態を曝したのである。こんな方々が医療機関、医療機構、大学病院関係者だと言うのだから呆れる。

東京医大には学位論文の審査にあたって、審査後に評価に関係はなく、数十万円の謝礼を受け取った教授がいたのではなかったかな?

勿論、それ、学位審査に謝礼と、これ、診療報酬に関与した職員処分とは全く関係ないという事になっている。


ともかく茨城県が素晴らしい風土を維持し、子供たちに立派な教訓を提供し続けている事に讃嘆する。 

追記
関連ページを渉猟していたら、類似事例に近く、千葉にも立派な議員がいることを知りました。   この方のレポートによると補助金不正などについて告発した職員が解雇されるような、或いは不利な扱いを受けるような理不尽な仕打ちは茨城の専売特許でもなさそうです。

≪子供をエサに悪質な資金調達を行ったことや、その事件の内部告発を行った栄養士をクビにしたこと

があったようです。   ま、こういう事は枚挙に暇ないほどあるという事でしょう。

詳しくは→クリック・千葉という箱庭

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック