川本幸立さん講演会

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                 5月14日土浦  ウララ

市民オンブズマンいばらきの総会があった。会員数も100名を切って長期低落傾向であり高齢化も情け容赦なく進行して一般社会の現実を正直に反映した勉強会になった。参加者も21~2名と淋しかった。  総会はこの1年の活動をおさらいし、大矢代表をはじめ大半の幹事の続投を決め今年の活動方針を決めてお昼すぎに終わった。午後からは前千葉県議会議員の川本さんが講演した。パソコンプロジエクタ持参・パワーポイントを使って、又サポートのしむらさんが当時作られた資料を手際良くまとめたものを持参して下さり、千葉県の裏金実例を詳しく説明して頂いた。  何人かの会員は帰り午後からは一般参加の方も見えたがこちらも20名程の参加だった。


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今回不正経理が判って事件になってからの新聞の取材に千葉県では「40年も前から裏金があった」という業者の証言がある。1997年には不正経理・裏金があるという内部告発文書が出たが,告発内容が裏金を使っての議会対策にも触れたことなどから、95議席の過半数を自民党が占める保守王国で、5期18年君臨した友納知事は、投書が匿名である事を理由に調査をしなかった。当時真摯に対応していれば今回のような不正経理は回避できたかも知れない、という議会での答弁があったが、上司に指示されれば断れない、裏金を作れなければ能力がないと見られるという職員の苦しい言い訳もあった。その後堂本知事が8年在籍しその末期2008年10月に会計検査院が行った12道府県監査で、全県で不正経理が発覚した事を受け(渋々?)監査方法を変えて見直した所多額の不正経理が発覚し、議会調査委員会の設置となった。その後当選した森田知事は、堂本前政権の瑕疵が突けるとばかり勢いづいたが友納政権から連綿と続いていた事が判るや急いで幕引きを図る方に回った、というのが川本さんの説明だった。調査委員会も多数を自民党議員が占め、追及解明よりは打ちきりに重心がかかった対応をしたという。

それでも国からの交付金補助金の多い土木や農林部局で預け金が多く作られ、高級料亭でのコンパニオンを呼んでの飲食や、プラズマテレビやDVD再生機など電化製品を自宅に持ち帰ったり図書カードや金券を納入させて現金化を図る等告訴されて有罪になり免職になった者も出た。   業者の中には「預けを頼まれる事が信頼の証だった」「民間相手の様な激しい価格競争もなく、回収も確実でありがたかった」と証言する者もいて、金券・商品券ハイカ・タクシークーポンなどの換金では10%から25%の手数料を業者側に渡していた例もあったという事でまさに癒着して公金を簒奪していたようだ。

不正と知りつつ職員との信頼関係を深め、職員の異動後も繋がりを維持する手段として預けを続け、「預けは県と取引する当然の習慣だ」と語る業者もいた。
調査に当たって、県は業者と「執行部の調査以外には公表しない」と約束して提出させたという理由で業者帳簿を議会の調査委員会に開示せず、真相解明には程遠い形になった。内部告発した者を守る制度も今は機能していない、窓口が人事部や総務部ではとても告発できない制度になっている、とも言及された。



川本さんは直前の4月まで千葉県議会議員だったが惜しくも今回3人で2議席を争った千葉市緑区選挙区で及ばず落選した。直前の千葉ネットワークからの離脱についてお聞きすると、専門的研究者としての議席が必要でネットのメンバーはボランティア、アマチュアに近い面もある。その辺の考え方の相違はあったかも知れない、というようなお話だった。

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