看板を下ろす

勝手に『市民オンブズマンつくばみらい』などと名乗ってあちこちの窓口に顔を出してから6~7年になる。ネット上に住所など個人情報を公開するのは剣呑だ、避けた方が良いという注意の中、自分の行っている作業に何がしかでも意義があれば同行してくれる人もあるのではないかと思って、メールアドレスや電話を公表しながら これまでブログを書いてきた。が、未熟で非力な取り組みの当然の結果として、意図は空しく立ち枯れてこれまで協力者、同行者が現れることはなかった。  


当初は近隣市議会に足を運び闇雲に陳情なども出してみたが、議会のかたちが市民の陳情を受け入れるような仕組みになっていなくて、情報公開と議会改革が並行する課題であることが実感された。選挙制度や国県の補助金の問題などにも関心が広がり市議選にも係わってみたり、あれこれ彷徨った。


こちらが協力者のない個人の力で作業するのに対し、行政は多くの「部分の専門家」が対応する。あれもこれも手続きしなければならないこちらに比べてあちらは細分化された分業だ。仕事として時間の中で対応するから幾ら費用がかかろうと時間がかかろうと意に介さない。  今自分の担当している部署の法的厳格適用、手続き的適正対応(或いは逆に支配的勢力への迎合的裁量適用)が命であって、その部分と全体がどのように有機的に関連しているかについては関知しようとしない。残土を積み上げている業者が違う窓口に書類を出せば、その業者が暴力団紛いの搬入を続けていても、違う申請として承認を与えてしまう。自分の担当分は書類が揃っているから正しい対応をしていると言い逃れる。農業委員会、土地改良区もそれぞれ全体を考えようとしないから町全体では違法残土持ち込みが罷り通ってしまう。情報公開で墨塗り部分を開示して貰おうとすると異議申し立てが必要になり、審議会の結論が出るのに半年も1年も時間がかかり、それに不服なら更に1年も2年もかかる裁判に訴えなさいという仕組みになっているから、とても最後まで遂行できない。


結局不十分な開示情報を基に活動をすることになって改革にはほど遠い中途半端な結果しか得られない。それでも少しでも改善が進めばと思ってあれこれ試みてきたがやはり、70才を越えてからだのあちこちにガタが来た。そろそろオンブズマンなどという看板は下ろそうと思う。

協力者がいなくて一人で彷徨って来た代償として、閉鎖するに当たっても費用については気兼ねが要らない。費用のカンパも受けたことがないから、予算計画も、決算報告もしないできた。それらしい規約を作っては見たが実質個人でやっていたから、どこにいくら使おうと勝手で費用が幾らかかったか自分でも把握していない。

官製談合の異議申し立てでは、訴状に貼る印紙代が2件で2万6千円、予納郵券が6,400円×5で3万2千円、入札調書などの資料取得に約1万円×4回で4万円位、関連の開示資料に1万円位、裁判書類送付の郵便切手やクロネコ便に1万円位か、正確ではないが11万円から12万円位かかったようだ。今後も後を引きそうでもあり、無駄だったか意義があったか良く判らない。


カンパや寄付を受けていれば簡単に止めるとも言い難いが、一人でやっていることだから「もう、止ーめた」と言うにもこの点については何の遠慮も要らない。止めたと言って気がかりはこれまで市民に報告してきた問題から勝手に撤退するのは首尾一貫しないと言う事だ。最近は市政への関心も薄れ議会傍聴も休んでいるので、オンブズマンなどと僭称するのが負担になって来た。それに相応しいような着眼もなく、予算説明書も決算書も買わなくなって関心の縮小が激しい。この夏を無事に送れるかも心許ない


ここまで何年か不規則にブログを書いて来たが、アクセス分析によると12年3月8日の脅迫される市長と言う記事に訪問者が多いようだ。建設業者が違法に残土を運び入れているのに市が対応しない、就中市長がどういう信念で問題に対応しようとしているのかが曖昧だ、同和を標榜する業者に脅されているのではないか?と言うレポートである。

ところがこの件では昨12年8月22日、報道記者との定例記者会見で刑事告発する、と明言して大いに意を強くしていた。老人個人でも常総警察に相談したことがあり、その時は告発どころか相談を受理したかどうか?すら答えないとして相手にして貰えず、警察の意気地の無い腰抜け応対に驚いたものだ。


市長が告発すると言ってから1年経っているので先日情報公開の窓口に行ってみた。
すると、『告発はまだしていません、今資料を集めているところです、議会でもそう言っていますから見て下さい』、と言われた。
24年12月議会で中島五郎議員が、刑事告発すると言う新聞記事に触れて質問している。
≪次に、ちょっとこれは過般報道になった関係について、ちょっとお聞きしたいと思います。聞き苦しいかもしれませんが、聞いていただきたいと思います。建材業者を刑事告発へという、つくばみらい市で広報した内容であります。ちょっと、その内容を読んでみます。いわゆる建材業者を刑事告発へというふうな記事なんであります。残土持ち込み問題で片庭正雄つくばみらい市長は、8月22日の定例記者会見で、原状回復命令に従わなかった市内の建材業者を市環境保全条例に基づいて、常総警察署に刑事告発すると発表した。同市が残土問題で刑事告発するのは初めて、告発の日程は現時点で未定という、こういうふうな内容であります。

この質問への部長の答弁が
≪建材業者につきましては、何度か市役所の方に呼び出しまして聞き取り調査を行っております。内容、こちらの方では今は触れられませんが、今後とも引き続き調査の上、問題の解決に努めてまいりので、(ママ)よろしくお願いいたします。

片庭正雄市長の答弁が次のものだ。
≪今中島五郎議員から、私の記者会見についてのお話がありました。
私が申し上げたことについては、ああいうふうに言うことが、ある意味では抑止力になると思います。だから、そういうふうに強い発言をしたまででございますので、それに対して中島五郎議員は、専門家ですから、そういう考えもあろうかと思いますが、私は、そういう考えも入れて話してあります。


まるで禅問答のようだが、『告発すると言っているのに3カ月経っても実行していないじゃないか』という問いに、部長は『引き続き調査する』と言い、市長は『告発すると言う強い発言は抑止力に期待して言っただけで、実際に告発する気は毛頭ない』と答えている訳だ。(以下次回)

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この記事へのコメント

2013年08月27日 07:43
2013/8/26 15:52
に投稿されたコメントは監理人の承認待ちです。

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