政務活動費報告書閲覧調査・・茨城県議会

兵庫の号泣議員の醜態を追うように、この夏は各地の地方議員の様々な品行が市民の議論を呼んだ。  政務調査費から『その他活動』への使途拡大で政務活動費になってどう いい加減な支出が増えるか注目していた我々も、今回遅まきながら茨城県会の政務活動費報告書を閲覧することになった。

県庁へはこの数年何回か行っているが、県議会事務局へ行くのは初めてだ。小会議室と言っても5~60人は入れそうな広い部屋の片隅で職員立ち会いのもとに閲覧が始まった。10センチ500頁はありそうなファイルが20冊ほどあって会派毎、月別などに綴じてある。 一枚づつ見て行くが、暫くして奇妙な錯覚を覚えた。
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 クリックで拡大   ファイルされた20冊程の政務活動費報告書 1巻500頁ほどのボリューム


 

つまり電話料金の按分計上、電気代の毎月の領収書、車のリース代の毎月同額領収書、事務所費の按分計上、朝日毎日読売常陽茨城日経等の新聞購読料計上等を繰っていると、政務活動ってこういう支出を言うのかな?という消化不良の疑問というか、密かな失望が浮かんだのである。 一般の政治活動や選挙目当ての活動というものと公費が認められている政務活動にどんな区別があるのだろう?  政務調査と言えば、もっと調査研究、資料収集、法令検索、実態調査等に偏ったものというイメージがあるのに、そういう政務活動では無くて、これでは日々の生活費→食事し、買い物に出かけ電話をかけ、市町村のあれこれを見て回り、自分の顔など写真をくどくクローズアップしたパンフを発送し、暑ければ冷房を使う、という普通の生活費ではないかという疑問だ。

ある議員は政務活動費としてガソリン代を月に5回程計上している。その額が全く毎回同じで、自宅事務所から水戸県庁迄の定額だ。走行キロ数が同じだから一年中同じ金額の計上になる。  

するとこの議員は車を使っての政務活動の類を、県庁舎への登庁以外には一切行っていないのか?ということになる。  電車利用を計上している議員もタクシー代を計上している議員もいるのに、電車列車の使用もタクシー利用もなくて各地に出かけて調査することはなかったのだろうか?  僅かの金額を請求して、他の経費を計上しない,恣意的な無原則のこういう類の支出に沸々と疑問が湧いて来るのである。

一方でガソリン代6キロ分(規程のキロ24円のところを)按分して2分の1=72円を計上した議員がいた。その72円の燃料費は××地域福祉センターで行われた年末の

『高齢者ふれあい事業「年越しそばをたべる会」に出向いての事業概要や高齢者問題等の調査』  

という名目で計上されている。  福祉センターでの年越しそばをたべる会でどんな調査をしてきたかについて、会派の中や、報告を受ける立場の議長や、議会事務局はどう了承したのか? いやそもそも事務局が、そのような支出の正当性、妥当性について検証するような仕組みになっているかどうか?が疑問だ。


兵庫の号泣議員が、ああいう調査費交付を受け続けて来られたのは、結局議会事務局の容認、黙認との二人三脚だったのではないか?

政務調査補助員の人件費は各会派とも大きな比重を占めていて、全交付額2億2770万円のうち39%約8,900万円に達する。 うち自民党会派では約44% 7,066万円を、自民県政クラブでは1,800万円の交付額のうち約56% 1,023万円を計上している。

で、その政務調査補助員の雇用に当たっては、雇用契約書、勤務実績表を、整理・保管しなければならない、とされている。  しかし、事務局にはその証拠資料を提出させる仕組みになっていないから直ちに参照する事はできないという。   これなど議員の報告を信用するという美名に隠れた、無監査、検証なしの放任でしかない。
取手区選出の議員の事務所をお訪ねする機会があり、25年度政活費計上の43%を占める人件費について、雇用契約書と勤務実績表の閲覧を求めたところ、『勤務実績表はあるが、雇用契約は結んでいない、その時々の臨時のアルバイトであれば必要ないとの県事務局の見解に従っている』という事だった。  これでは整理・保管せよという『手引き』があっても何の意味もない。 規程や留意事項の潜脱、誤読、乱用、逸脱、無視、脱法だ。

猪瀬前東京知事が、これが借用書です、と言ってぺら1枚の紙を示した事があったが、あれと何ら変わらない。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E7%8C%AA%E7%80%AC+%E5%80%9F%E7%94%A8%E6%9B%B8%E6%8F%90%E7%A4%BA#mode%3Ddetail%26index%3D3%26st%3D209



議員や会派に証拠資料を、『整理・保管するように』と留意を求め、手引きで指導しても、それを事務局が徴募しておいて、県民が閲覧したいと思って要求した時に直ちに参照できるのでなければ欠陥状態だ。  老人は偶々取手区に近いから某議員に直接お願いする機会があったが、これを人件費計上の全議員の地元事務所まで行って調べろというのは制度や条例の趣旨を全く損なうもので大いに疑問だ。

茨城県議会事務局も兵庫と同じく立派に、政務活動費不適正使用の共犯状態を現出させている、と言えるだろう。残念ながら多量の資料の半分もまだ点検できていない。やっと7~8冊分を瞥見できただけだ。
尚、法改正で『その他活動』として例示され新たに認められた要請・陳情活動への支出については殆んど適用計上がなく、先の改正理由が全くのこじつけであったと老人は判断した。

拙ブログを見て自分も閲覧点検に参加したい、と思い立つ方はおいでだろうか?  兵庫野々村号泣氏で話題沸騰の政務活動費報告書茨城版に興味を持って下さる方はいないものだろうか? 大量の報告書であるから1日2日では終わらず、事務局のご協力の下、開示期間を延長して頂き、日を改めて今後も追行する事になっている。


待てども遂に  援軍来たらず  ということになるだろうか?  閲覧参加の問い合わせは  ここ  にあります。  又当ブログのプロフィール欄にも連絡先があります。


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この記事へのコメント

海野隆
2014年09月18日 00:57
私のブログでご紹介させていただきました。事後了解で申し訳ないのですが、不都合があったらご連絡ください。
2014年09月20日 18:56
引用転用はご自由にどうぞ。 何ら不都合はありません。

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