充て職

平成25年度の常総市建設経済常任委員会議事録に、議会選出各種委員取まとめ表という資料があった。     
画像
      クリックで拡大
見ると18の審議会や協議会の委員に誰がなるかを調整していることが判る。各委員会や審議会には委員会枠があり、議長推薦枠もあって、つまり議員に当選すると株式配当のように名誉ある椅子の配当が待っている訳である。   別の資料には要望事項という記載もあって、そのお目当ての協議会に入りたいと思う議員は手を上げて就任の希望を出している訳だ。  議長推薦枠が沢山あるので、普段から議長会派と良好な関係を築いておかないと望む推薦は得られないといった事情があるのだろうか。


画像
画像
                    クリックで拡大

都市計画審議会委員には3常任委員会から各1名、議長推薦が2名、計5名の名が上る。こんなにいくつもの審議会に重複して就任しなければならないなら調査研究も大変だろう。  新人議員では課題の掌握もままならないのではないだろうか?  この他に各市を跨いだ一部事務組合の議員枠もある。常総市なら、常総地方広域市町村圏事務組合,常総衛生組合,茨城西南地方広域市町村圏事務組合,下妻地方広域事務組合、常総・下妻学校給食組合、後期高齢者医療etc・・・

そこへ新たに理事や委員に着任した議員は、介護保険や環境審議や都市計画、下水道事業、青少年問題、障害児就学指導などに、どのように係わるのか問題意識と調査研究、課題提案などの力を試されるのではないかと思う。 ずっと継続していた協議会の前例に従順に従い、用意されていた椅子に座ってるだけなのか、議員になる前から取り組みたかった課題に勇躍挑むのか。  或いは実務を担う職員や教員、ボランテイアや有識者のご意見を承って勉強しているうちに任期が切れて又、他の審議会に移って行くだけなのか。


常総市民の間には、議員定数削減の意見もあるようだが、議員を少なくするとそれでなくても兼務兼任の多い各種審議会や協議会、一部事務組合議員など、小数の議員が年中会議に出ていなければならなくなってまともな事業・政策・予算執行などを討議できなくなるのではないだろうか?  議席が削減されても強固な地盤を持つ古手の議員は上位で当選し、改革をめざす新人が当選し難い選挙にしかならないという弊害の方も考えられる。

全国各地で地方自治体議員として懸命に活動しておいでの方々も、やはり各種協議会や審査会の役員を振られて 答申や指針の検討に日夜参画しているのだろうか?



長崎県島原市の松坂昌應議員が核心を衝く記事を書いておられる。 48回目の一般質問:三月定例会始まる。  ≪引用開始↓


『議会改革の中で「反問権を認めよ」という議論がある。意味も分からず質問するクレーマー議員に理事者から逆質問をさせようというわけだ。今のところ島原市議会では「反問されたら困る議員」が反対勢力になっているが、実はホッと胸をなでおろしている部課長も多いのである。反問も出来ない部課長が浮き彫りになるからである。
 理事者の中には専門用語やカタカナを駆使して、一見分かったようにしてペラペラしゃべる、軽薄者が散見されるが、議員側から「それどういう意味?」と聞けばすぐにボロが出てくるのにと思う。理事者の答弁に対して再質問をしない議員(できない議員)。どっちが悪いとは言えないが……要望を言いっぱなしの議員と「前向きに検討します」で逃げ回る理事者では何も進歩しない。時間の無駄遣い税金の無駄遣いだ。

 議員の提案に対して、理事者が「こう考えるが、議員さんはどう思うか?」と反問を返すだけで、だいぶ変わって来るとは思うのだが……』 ↑引用終わり 以下略







ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

常総市民
2015年03月15日 12:17
2名の議員定数削減に懐疑的なようですが、委員の定数も3~5名のところは1名ずつ減らせば済むことじゃないですか。
一概に比較はできませんが、サンフランシスコ市議会の市議会議員は全部で11人、年俸は約250万です。
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col517.html
2015年03月15日 17:54
≪常総市民さん、コメントをありがとう。

議員数の削減は思うほど簡単ではないように思います。市民の為に活躍する議員が議席を失い、現状維持派のどうしようもない古狸が蔓延ってしまうと言う事例があります。

リンクに飛んでみましたが、アメリカの例はまさに『一概に比較はできない』のであって全く参考にはなりません。

市民が議場で公式に発言する事ができるような議会、独立した審議会や委員会の権限が強く答申に絶対従わせる制度や、汚職議員が再選されないような制度と比べ、

国会議員が収賄で有罪になって服役しても復活して議員に成り、何人もの県会議員や地域首長、市会議員らを配下に従えて隠然たる政治力を行使するような、執行側の不手際を調査しようとする100条委員会の設置が楽々否定されてしまうような我々の風土とはそもそも比較参照が成立しません。

年俸については→http://diary.e-yazawa.her.jp/?eid=876856
≪引用開始    若者が地方議会に参加しない理由は?
地方議員が高齢化する背景として、小規模自治体では議員報酬が低く、専業では生活が厳しいことや、議会が住民から遠い存在になり、関心が薄くなっていることなどが考えられる。

月額十数万円の報酬では、若い世代は専業では生活していけない。このことから、年金や農業など他の収入がある高年齢の町議が多くなっているとみられている。≪引用終わり

常総市民
2015年03月24日 09:21
逗子市のような例も出てきました。議員の平均年齢が47.4歳(定数18名)
議員提案の条例可決数でも逗子市議会は全国で6番目(1位はさいたま市議会)だそうです。

ただ、若ければ良いってものでもないことも承知していますし、つくばみらい市、常総市の民度、風土はそう簡単に変わるわけではありませんが、利益誘導型に囚われない良識のあるまともな議員が出てくる土壌に、少しでも近づけていくことも必要と思います。
議員定数を2名程度減らすことや、期数制限、定年制、報酬の見直しなどで、一定の緊張感をもたせることは可能と思いますが。
2015年03月24日 17:09
≪常総市民さん コメントありがとうございます。

<利益誘導型に囚われない良識のあるまともな議員> 
が誕生する事を心から願いますが、

<議員定数を2名程度減らすことや、期数制限、定年制、報酬の見直し
と簡単に仰いますが、このどれ一つをとっても議論が沸き起こる難点です。連続当選を制限する?   定年を決める?何歳と? 報酬を増やす?減らす?  
これらを議論して決定するのがそういう議員たちなのですから決まるまで20年位かかるのではないでしょうか?
私達が暗い地底に向けて手を取り合って楽しい行進を続けているのは間違いないようです。

この記事へのトラックバック