海部八郎さんのこと

冬、1月15日に今年初めて水戸地裁へ出頭した時のことである。 

天気が良かったがその分風は冷たく、ナナハンが古くなって時速30キロくらいしか走れず、道中の全てで大型貨物車や長尺トレーラーの邪魔になる有様で、水戸まで3時間近くかかってしまった。 ナナハンのスタンドを立てて暖房の庁舎に入ったが、歯の根が合わず身体が冷えてしまって手が震えてしまう。  事前に出していた書面に間違いがあって訂正が必要なので、早めに来て欲しいと言われていた。

時間の30分前には民事部書記官のところに辿りついて、ここを訂正して押印するように、と指示された。 しかし身体が冷え切ってしまって、ボールペンを持つ手が震えてしまって字が書けない。 紙にペン先を当てるがミミズが這っているような動きで定まらず字が書けない。 手や腕を摩り、温めてもガタガタ震えてしまう。  


ロッキード事件の時の映像が瞬時に甦った。  証人喚問  
ダグラス・グラマン事件の国会証人喚問で宣誓書に署名を求められた海部八郎日商岩井副社長の手が痙攣してしまいなかなかサインできなかった場面である。  当時、宣誓することと、証言で嘘を言わなければならないための心理的な葛藤から、署名ができなかった→し難かったのではないかと憶測が飛び交った。  その結果はどうだったか良く判らない。  参考

関連情報には明確に記録されていないようでもあるが、当時老人が驚いたのは、海部副社長が、個人でカリブ海の租税回避地に会社を設立しそこで資産を運用していた、と報じられたことだった。英語ができ世界を相手に商売する能力のあるものは早くから税制の落差と資産運用との組み合わせなどに長けていて抜け目なく振舞っていたということである。

当時発表された、アーサー・ヘイリーの小説『マネー・チエンジャーズ』でも悪徳資産家クォーターメインがが詐欺を企んだ後、カリブ海の避暑地、ナッソーかどこかのタックスヘイブンに逃げ込んでしまうというスト-リーだった。H・M・エンツェンスベルガーの 『政治と犯罪』  にも政治家やギャングのボスの蓄財のからくりが暴露されていた。

昨今のパナマ文書によって明かされようとしている、世界の貴族・王族・政治家・富豪・株式投資家・法人経営陣などの税逃れは、今更ではあるが狡賢しく、悪質で醜悪だ。  この精査は今後も網羅的且つ徹底的に追及される必要がある。




真冬の書面訂正は、結局ミミズが這ったような書き込みしかできないままで、正副2通提出することになってしまったが、にもかかわらず、読み取れさえすれば、形式的にはそれでも良いものらしく、そのことも素人には意外だった。




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