提灯記事

朝日新聞に「日曜に想う」というコラムがある。 編集委員の署名入りで政治経済いろいろの随想が投稿される。
先日1月28日には曽我豪さんの「時代の跳躍台は整った」という文章が掲載された。画像  
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内容は、自民党の若手国会議員たちが躍動している、というものだ。小泉進次郎や34才の小林史明議員が紹介され、

「学生時代金髪にピアスだった小林氏は現在当選3回で総務・内閣府政務官。NTTドコモを経て12年宮沢喜一元首相の地盤だった衆院広島2区で初当選し宏池会の流れをくむ岸田派に所属する。」

としながら、

「取材を終えて考えた。確かに今、政局は凪に見える。だが安定政権だからこそ答えを出せる、いや出すべき内外の課題は多い。野党も新たな人材を民間や地方から発掘し政権構想を練る準備の時だ。若い政治家や志望者にとって格好の跳躍台が整った時代だと思いたい。」
と結んだ。

この記事を老人は非常な違和感を持って受け取った。 

この1年ほど森友、加計問題その他が論議されてきて国会中継なども多く報道、放映され安倍総理や麻生財務相の傲慢な、殆んど国民を馬鹿に仕切ったような答弁や対応、何よりも薄ら笑いを浮かべるか居眠りする中継画像を我々は見せられてきた。  老人には、自民党議員がなぜこんな低劣下品な首脳部を容認して平気でいられるのか理解不能だ。 答弁で嘘をつき、まるでごろつきのような理屈を吐き、疑問にまともに答えようとしない。委員会審議が、自党の委員長・議長の差配の下、只管時間を徒過するような進行で進む。

議論の核心に迫ろうとするのではなく、資料の提出要望や証人喚問や参考人招致を求める野党に対し、それは国会でお決めになること、とか後刻理事会で協議する、とか国会も理事会も自民党公明党が多数を持っているからごちゃごちゃと時間稼ぎの挙句、資料は出さない、証人は呼ばない、審議会は形だけと数の理屈が罷り通る。

そういう進行を横から見ていて何の痛痒も感じないような自民党若手議員に、逆立ちしても真っ当な政策実現の力があるなどとは思えない。

 選挙に通れば議員として国会に議席を占めることが出来、ままごとのように賛成の投票ができ、政治に参画したような錯覚を覚えることができる。その選挙の公認や選挙運動の肝を握られているから、執行部に楯突くことが出来ないのか、嘘つきごろつきの傍若無人の振る舞いに一言も言えない。 小泉進次郎が、他人事のように「自民党は、官僚にだけ責任を押し付けるような政党ではない」というような綺麗ごとを言って格好を付けているが、1年以上に亘る国会審議、委員会の茶番審議に何の発言もないまま伴走してきて、選挙の時は人寄せパンダとしてごろつきたちを補強してきたのは誰の目にも明らかだ。

そういう自民党の若手を評して、「時代の跳躍台は整った」などと持ち上げることは、恥ずべき追従以外の何物でもない。 尤も曽我豪さんは安倍友として、嘘つき安倍総理と 何度も会食しているらしい から、こういう提灯記事を書くのも当たり前ということなのか、卑しい太鼓持ちとしては優秀なのだろう。



丁度1か月後2月28日の朝日川柳欄に、三重県・菅山勇二さんの投句「宰相の十八番はヤジ揶揄薄笑い」があった。

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