~担当者らの境遇には、;む"ろ同情さえ禁じ得ない!

千万円・億円単位の収賄が判明した関西電力は悪事を取り繕ろうとしてか(?)記者会見を3回開いた。  収賄事件の矮小化,を狙ってか、終始胡乱な弁明を繰り返す幹部らの姿は醜悪で卑劣そのものである、と老人には見えた。  10月2日の、2回目の会見では金沢国税局の調査が進行して愈々隠蔽が不可能になったのを受けてか、社内調査委員会なるものを作り昨年(2018年) 9月調査報告書なるものを作成していたことが明らかにされた。しかしこの報告書は取締役会にも報道にも公開されなかった。資源エネルギー庁や経産省なども、知らなかったというがそんな事があるのか疑問だ。

経産省、元助役との面識で調査 福井・高浜町に出向の職員ら
経済産業省は16日、関西電力の金品受領問題で、近畿経済産業局から福井県高浜町に出向していた職員らを含め、問題の中心となった同町の元助役森山栄治氏(故人)と面識があったかどうかなどを省内で調査していると明らかにした。資源エネルギー庁の担当者が、国会内で同日開かれた野党追及チームの合同ヒアリングで答えた。
 野党議員が同町に出向していた経産省職員の存在を指摘。関電の昨年の報告書内容や金品のやりとりについて「知っていたのではないか」と問いただしたのに対し、エネ庁担当者は「職員が何をどこまで知っていたかは調査中」と述べた。調査対象の範囲や期限は明らかにしていない。
共同通信

安倍官邸も知らなかったふりをしているが、これまでの森友加計事件から類推すれば嘘つきの疑いが濃厚だ。


.この間、大勢の幹部が原発マネーの還流を受けていたとする内部告発文書が新聞テレビや野党などに送られ収賄の隠蔽が不可能になって漸く事件が公表され、記者会見の席で件の報告書なるものを報道陣に披露した。報道陣・記者らはとりあえず、「報告書の○○ぺージに××とあるが・・・・・・」とし質問していた。・ 

今はネット時代であるから関西で行われた記者会見の資料を茨城の僻地に住むぼけ老人でも遅滞なく入手することが可能だ。で、それ を読んでみた。報告書は全編醜悪な弁解と曖昧化、核心の隠蔽偽装としか言いようがない代物と言える。

で、その最後に、調査委員会委員長で関電のコンプライアンス部門の長でもある小林敬弁護士の「所感」がついている。

小林弁護士については→『引用転用開始」
小林氏は、大阪地検検事正として、村木事件の証拠品のFDデータの改ざん問題について、当時の大坪特捜部長らから、「過失によるデータ改変」と報告されたが、何の措置もとらなかったことの責任を問われ、減給の懲戒処分を受けて辞任した人物だ。
大坪氏・佐賀氏らが犯人隠避で逮捕・起訴され有罪判決を受けて法曹資格を失ったのに対して、小林氏は、懲戒処分を受けただけだった。それは、大坪氏らから「過失によるデータ改変」と報告されたために過失としか認識しなかった、という理由によるものだった。(中略) 前代未聞の検察不祥事となった「証拠改ざん」の問題について上司として責任を問われながら法曹資格を維持したのは、小林氏だけである。
  ソースは ここ

で、その「所感」なるものは、常識外れの多額な金品を懐に入れて何年も黙っていた関電幹部の言い分を容れて、贈賄側が一方的にあくどかったとするトーンで貫かれている。

『引用開始・番号、下線着色などは引用者老人が振った』
1  関電関係者が、森山氏の供与を非常な迷惑と感じていたこと、2 その返還を必死に行ったり試みたりしていたこと、3 返還できなかったものについても、退職時などで解決を企図して、ほぼこれを保管していたことなどの事情に虚偽はなく、4 年数の経過などで不徹底な箇所があったにしろ、関電関係者が金品供与を容認したり、是認したりしたことはないとする供述は、素直に真実であると判断される。 5 のみならず、森山氏から押し行けられる金品につき、会社での対応を希望したものの、6 先輩や上司から個人で対応するほかないと指示されたため、7 原発の再稼働への悪影響などを恐れる事情もあって、森山氏との関係断絶などの強い態度に出ることに躊躇を覚え、8 結局、供与された金品すべての日時などをメモてこれを特別に保管した上、9 わざわ貸金庫を借りるなどしたり、別の品物で返還してその領収証を逐一保存するなど、10 不本意な形ではあっても誠実な対応を続けた挙げ句,11 税務当局との関係でも多額の出捐を余儀なくされた担当者らの境遇についてはむしろ同情さえ禁じ得ない。
『引用終わり』
 
関電会長や社長の会見に続いて行われた小林弁護士への質問から、小林弁護士が行った関係者への聞き取り、ヒアリングは僅か2名だけだったことが判り、後は他の弁護士かあるいは関電の法務部門が(つまり常務専務や会長社長の言い分を下僚である課長次長辺りかが承る形だ)行ったヒアリングである。厳しい追及など出来る訳がない。

小林弁護士「所感」は 如何にも20人の収賄受領者の大部分が潔癖に100万円千万円という金額や小判商品券など金品の内容を詳しく記録していたり、保存に苦労していたように言及して持ちあげているが、質疑応答の中で、これをこまめに記録していたのはたった一人だったことが判明した。




関電記者会見→https://www.youtube.com/watch?v=KS9k5X6eorI  6時間のうち 4時間46分ごろ~まめにメモしていたのは一人だけ~

これも老人が「所感」を、全体を曖昧化し隠蔽するために部分を強調して全体を曖昧化する誤導、意図的な歪曲とを考える理由である。。
クリックで拡大IMG_20191017_0001.jpg
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法科大学院の失敗から弁護士業界が供給過剰になりスクールロイヤーとか、全ての図書館に弁護士をとか、自治体法務部門に法曹有資格者をとか喧しい議論も散見されるが、インハウスロイヤーがこんな調査報告書に名を連ねるのであれば展望は暗いというべきだろう。





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