行政側の裁量権

県に資料を求めたら不開示の扱いになり、審議会に異議申立てしたら長い時間のあと答申が来た。 答申は県の不開示処分は正しいとするもので、県は26年6月24日に決定書を送って来た。決定書には不服の場合6月以内に訴えることができる旨の教示があった。

6月から6か月だから期限は12月24~5日と言う事になる。  老人はぼけが激しく進行している。水戸へナナハンで通うのもきつくなってきている。今冬は特に冷え込みが厳しく風が冷たい。  だから素人が行政相手に徒手空拳で歯向かうような裁判を起こすのは無駄だとも言える。  法的な構成が判らないから闘いようがない。


他方で、特定秘密保護法が施行され、遂に何が秘密か知らされず、知ろうとしたことが即触法するという恐るべき欠陥法がスタートした。  こういう時に、国・県・市の抱え込んでいる情報を出して欲しいと言う異議申立てを構えておくのも隣接関連する抗議としては意義があるのではないか、と思った。『反対』と声を上げてデモしたり、新聞投稿をしたりするのも手段だが、現に県が不開示としている処分が裁量権の逸脱である、と声を上げるのも一方法であると思うのだ。


法や条例は制定時にいろんな角度からの審議があり付帯決議や期間を切っての見直し条項なども付く。   しかし一旦成立すると官僚側、支配側理事者側の圧倒的な物理力に押し切られてあられもない姿に変形してしまう。老人は研究者でもないし法曹に関係するものでもないから、不正確に言うが、国旗国歌法制定の時、国旗掲揚や国歌斉唱は強制されるものではない、と議論の中でさんざん説明された と記憶している。

ウィキペディアより引用開始→
『当時首相であった小渕恵三は、1999年6月29日の衆議院本会議において、日本共産党の志位和夫の質問に対し以下の通り答弁した。
「学校におきまして、学習指導要領に基づき、国旗・国歌について児童生徒を指導すべき責務を負っており、学校におけるこのような国旗・国歌の指導は、国民として必要な基礎的、基本的な内容を身につけることを目的として行われておるものでありまして、子供たちの良心の自由を制約しようというものでないと考えております。」 「国旗及び国歌の強制についてお尋ねがありましたが、政府といたしましては、国旗・国歌の法制化に当たり、国旗の掲揚に関し義務づけなどを行うことは考えておりません。したがって、現行の運用に変更が生ずることにはならないと考えております。」

一方で、当時文部省教育助成局長であった矢野重典は、1999年8月2日の参議院国旗・国歌特別委員会で、公立学校での日章旗掲揚や君が代斉唱の指導について「教職員が国旗・国歌の指導に矛盾を感じ、思想・良心の自由を理由に指導を拒否することまでは保障されていない。公務員の身分を持つ以上、適切に執行する必要がある」と表明している。』  ←引用終わり

ところがいったんスタートしたら今では斉唱も義務になり口パクも処分の対象にする、など制定時の懸念がそのまま圧倒的な負の実績として積み上がってしまった。 国旗国歌問題

情報公開法も制定時の議論では、不開示情報は『(以後の)事務事業の適正な執行支障を及ぼすおそれ』がある場合には不開示とすることができるが、理事者側に広範な裁量権限を与えるものではなく各規程の要件の該当性を客観的に判断する必要があり、尚且つ『支障』の程度は名目的なものではなく実質的であることが必要で、『おそれ』の程度も単なる確率的な可能性ではなく法的保護に値する蓋然性が要求される←などとなっていた。


ところが実際の運用ではこの不開示情報の範囲は、行政側の裁量権の極限までの拡大解釈によって、何でもかんでも以後の事務事業に支障を与える恐れがある、などとされて多くが不開示にされてきた。おそれがあるとさえ言えば、どんな段階のどんな内容の情報でも不開示にすることができてしまう。そしてそれがどんなに理不尽と思っても、個人が裁判を起こし開示を勝ち取るには多大の時間と労力が求められる。殆ど得るものがないのに裁判を起こし、辛気臭い作業を続けるには持続する力が必要だ。 ボケ老人が担当すべき部署ではないような気がする。 

しかし茨城県の官製談合に関して行われた、職員や業者の面談聴取記録については、公開しないことを前提にありのままの供述を促した、とされているのに、業者の星取表→受注順番表を見せられた当時の所長の一人はその星取表が何を意味するのか判らなかった、などと陳述したとされ、開き直り、言い逃れ、隠蔽、虚言を誘導唱導したとしか思えないのに不開示となっている。

老人は茨城県の官製談合に関する第3者委員会の面談聴取記録をそのまま見て見たい。 聴取を受けた公務員や談合業者がどんな供述をしていたか、それがどんな取捨選択によって判断評価されああいう報告として結実したかを知りたい。  卑劣な嘘があったのか真摯な吐露が含まれていたのか?


老人は6か月の期限が切れる直前、昨26年12月18日、匹夫の勇でありボケの昂進である、と自嘲しながら寒風の水戸街道を北上し、処分の取消しを求めて地裁へ提訴した。 

事件番号は 平成26年(行ウ)第14号公文書部分公開処分取消請求事件 となり、第1回期日が2月6日と指定された。  


    

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック